私は三人兄弟の長男である。男やもめの連中の、その長兄ということでほとほと下の弟連中二人には、全くもって手を焼かされた覚えがある。
母親から言わせればアンタも同じようなものだと、そう笑い混じりに斬って落とされることが常ではあるのだが、しかしやはり親の目線と子の目線とでは違うものがあって然りだ。
五十歩百歩の聞かん坊といえども、それなりに苦労もしたものであるし、上の者としての、小さな世界の中での小さなプライドだってあった。
そんな私がその小さなプライドというものを遺憾なく発揮した場というのは夜、就寝時の子供部屋、三段ベッドの一番上にて横になっている時分であったように思う。
私の、私たち兄弟の記憶というものを掘り返そうと努めたならば、この胸より必ず立ち昇る映像とは、薄暗い部屋の中、屈託無く話し合った三段ベッドの中での、あの独特な空間での取り留めの無い話したちである。
三段ベッドの一番上が長兄である私。真ん中がそのまま次男坊。そうして一番下が末っ子であった。それぞれ二歳ずつの年の差があったため、当時の私と三男とが並べばその体格の差は一目瞭然であった。
だからこそ、この三段ベッドにおける順列というものも、ひどく真っ当なものであったわけだ。
昔の友人宅は・・
楽しくなる環境を